その日のまえに。
2005年 11月 05日
たまたま本屋さんに行った。
新しい、重松清さんの新作を見つけた。
ハードカバー。
ちょっと値段が張るけど、衝動買いの勢いで
レジに並んだ。
僕は、本を読む時に必ず線を引きながら読む。
(人様の本はそんな事しませんよ。だから貸してね。笑)
だけど、
本を広げながら、ちょっとためらった。
10ページくらい我慢してそれを読み始めた。
でも、ダメだった。
我慢が出来ずにボールペンをカチリと押した。
出した色は「赤」。
線を真直ぐ、引いた。
こころに響いた言葉に、赤を合わせた。
それでもまだまだ、言葉が流れる。
カチリと今度は「青」を出番だ。
気になった、ちょっと引きずられる言葉に
すっと線を引いた。
少し揺れながら、弱い線を引いた。
素晴らしい情景のある言葉には「緑」を合わせた。
ちょっと気を抜くと、
本いっぱいに、赤・青・緑が・・・
これじゃー、線を引く意味が無いよなぁ。
少し、苦笑しながらも
すごく良いんだから、しょうがないっか
とも思う。
テスト前の、教科書に線を引くよりも
多くの線が引かれてしまうカモしれない。
少し、笑えた。
by kamiyama__kouya
| 2005-11-05 13:55
| diary