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神山幸也が日々思ったこと、感じたことを書いていきます。おもいのままに、感じたままに。「ありがとう」を心に灯しながら。


by kamiyama__kouya
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かさい君とひかる君



電車に乗って、ガタンゴトンと揺られながら、家路までの道のりを行く。ある好きな雑誌を読みながら、ゆーらゆら。

その雑誌は「子どもたちの今」を特集していたんだけど、
はっと思い出した。フラッシュバックっていうのかな、こういうの。

僕が小学校1年生から3年生まで「ガクドウ」ってうのがあって、(ガクドウっていうのは学童保育の略で、親が共働きとかの子供1年生から3年生まで夕方まで預かってくれるという所)僕はそこに3年間お世話になっていた。

僕は、鍵っ子だった。

そこに君臨していた、二人がいた。

「かさい君とひかる君」

二歳上だったか、一歳上だったかはもう忘れてしまったんだけど、存在感が他の上の人たちとは全く違っていて、ガキ大将っていうのだろうか、こういうの。

かさい君は少し小さくて細い、ひかる君はでかく見上げちゃうくらいに、横幅もある。

僕たちがそのときに一生やり続けるんじゃないかって思っていたスポーツがある。

ドッチボール。

さすがに今はやってないんだけど、そのときには面白過ぎてハマりにハマっていた。
ドッチボールをやるときにその中心人物になっていたのもその二人。
かさい君が変化球系を投げるテクニシャン。ひかる君はパワーでがんがん押すタイプ。やっぱりタイプは両極端。

スターだった。

やっぱり、ボールが回るのは彼ら中心。
いつかそうなって中心になるんだと、思ったものだ。
世界の中心はドッチボールといってもいいくらい。

そのときに彼らから、しごき?修行という名のものがあった。
ドッチボールを強くなる為の、、、。
それは後輩に受け継がれていくのだが。
一対一で向き合う。
修行を受けさせてもらえるというだけで、ちょっと凄い。

「お願いしますっ」

大きな声で、頭を下げる。
    ・
    ・
    ・
駅に着いたアナウンスが流れる
そこで雑誌とともに思い出は閉じられる。

その二人は小学校6年間のどこかで、引っ越してしまったかどこかに行ってしまったような気がするしそんなことはなかったような気がする。
そんなことはどうでも良いことなんだけど、なぜか思い出してしまったのはどうしてだろう。

これだけは言っておこう。
3年生なった時、僕はドッチボールの中心になっていた。

その二人のように、ボールを追いかけ校庭を駆けた。
by kamiyama__kouya | 2007-07-17 01:19 | diary