雨とトトロと傘。
2004年 06月 05日
今日はやっと何とかお天気さんも、泣くのを我慢しているようです。僕らのすんでいるところは梅雨に入ったようで、毎日ジメジメした日本らしい、春夏秋冬とはまた別の季節を今、迎えています。
今回は、雨についてのお話を少ししようかなと思います。
雨はすきですか?キライですか?
僕は日によって好きであったり、嫌いであったりします。
それは君にも当てはまるでしょう。
もしかしたら当てはまらない君もいるでしょう。
朝、何気なく外が暗いのに気付きゆっくりと窓に向かう。
雨の音。
その雨の音が強ければ強い程、外に出たくなくなる。憂鬱な朝が来てしまったなーと、出かける準備が遅くなってしまう自分。
それは大変、嫌な時。
荷物も増えるし、電車は混むし…と嫌なことだらけなんだけど。
逆に好きなときもある。
こんな日。
夜、雨の音が外から聞こえる。
ああ、「生きてるなあ」って思う。
地球が、土がコンクリートが、風が流れる人が、傘がうたってるなあ、って。
そんな時、思い出すのが「トトロ」のあの場面。
雨の中、お姉ちゃんのさつきちゃん?と妹のめいちゃんがお父さんの帰りをバス停で待ってる。
めいちゃんは待ち疲れて寝てしまうんだっけ。
立ち寝。
それをお姉ちゃんはおんぶしながら待ってると、そこにトトロ登場。
たしか、さつきちゃんはその時はじめてトトロと出会う大事なところ。
トトロはただ、葉っぱを頭に乗せて雨にたたずむ。
じーっと。
さつきちゃん、横をチラ見…。
傘を貸してあげる。
いつの間にか雨はやんでしまうんだっけ。
トトロは思いっきりジャンプして木の雨粒を落としては、傘の音に感動?あの顔、かわいいんだよなー。
こんなことを。
時間を何にも気にしないで歩く雨の中。傘に当たる、道に落ちる、水たまりをわざと踏む。
歌う。
雨と一緒に。
歌う。
傘と一緒に。道と一緒に。
時間を気にしないっていうところがかなりポイント高い。
そこが難しい。
長靴を履いていた頃。ボロボロのスニーカーだった頃。ローファーだった頃。
すてきなじかん。
まだあるよ。
台風の過ぎ去った後の空。
空の掃除をしたみたいに、蒼がキレーイに見える。
夕立の後の雲の隙間から洩れるあかり。
天からヒカリが降り注ぐ。
教室で台風が近づいて来て、雷と凄い風が吹いてて、早く僕らを帰すか残らせるかでアタフタする先生。窓をドンドンと揺らす風が早くしろって言ってるみたい。
教室のあのドキドキ感。
ふと、
雨を見ながら思い出す。
こう考えてみると、雨、結構好きなのかなー。
さあ、考えてみよう。
僕と一緒に。
by kamiyama__kouya
| 2004-06-05 01:11
| diary